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Discarrow  店主の小言

熱帯魚の王様ディスカスを中心とし、様々なアクアリウムや日常を!

ディスカスの基本飼育③

 ろ材
近年はきちんとろ過をして飼育すると言う人は減っているような気もしますが
本来はろ材を入れてろ過器をセットするというのがベストだとおもっています。
ろ材にも色々種類があってリング状のものからボールのような丸型に円柱型
何か石ころみたいなランダムな形したものまでと様々あります。
ろ材はセットしたらきちんと水が流れるような形状がいいです。
しかもランダムな水の流れがあるのがいいですね。
結論から言ってしまうとリング状のものをオススメします。
綺麗に並べたりせずがさっと入れてしまう感じでいいです、水の流れと
ろ材に付着するバクテリアを活発にするためです。
前回も含めざっくりと今書いているのは好気性バクテリアをターゲットとした
書き方をしていますのであしからず。
形状はリングとして、では材質はどうなのか?
ろ材の材質にも色々種類があって
焼き物(粘土を焼いたもの)
ガラス
プラスチック
このあたりが代表的な材質になるのかな、最近のものはこういう仕事してるくせに
全く解っていないと言う雑なお店。。。
すいません。。。
各説明よりざっくりどれがいいか!
私個人としてはガラス繊維でできてるものが好きです。
ほぼ半永久的に使えるということですね、時折水洗いするだけで十分長く使えます。
ボロボロと粉になるまではいける。
リングじょうのガラス繊維でできてるものがいいです、ガラスといっていましたが
ここからはグラスと呼びます。
わりかし大きめの熱帯魚屋さんなら量り売りとかもできるくらい安いものとして
売っていますね。安いやつは流石安いだけあって崩れるのが早いです。
しかし安いからまた買えばいいです。
でもオススメはショット社のシポラックスがいいです、もう30年近く使っていますが
崩れも少なくろ材としては最高級品にあたるでしょう、
当時販売開始された頃は1Lだか1Kgだか忘れましたが1箱4000円くらいしました。
それをレイシーのろ過ボックスに入れるのですから諭吉がヒラヒラと飛んでいってしまったの
だけを覚えています。でもそこまでの品質はなくてもディスカス飼育には安いもので
十分ですね。
焼き物も今や良いメーカーのがあるのですが頑張って1年くらいしか使えないです
特に酸化作用を引き起こすディスカス水槽ではろ材が長持ちしません。
焼いてあるとはいえ茶碗のように塗っているわけではないので土の成分が溶け出すのと
変質してしまいます。大体購入するときのパッケージに試用期間1年とか書かれているはず
ですからよく見てから買われるといいです。
何言ってるんだよ俺なんかもう5年以上使ってるぜという方もいるとはおもいますが
実際入れ替えてみるとその効果は感じるはずですのでお試しあれ。
プラスチック製もありますが殆どがドライろ過に使うようなものでウエット式には
あまり効果がないです。ドライろ過で正しい使い方をしてあげるとかなりこちらも
効果ありますのでドライ式ろ過もオススメです。
ついでなのでよくオーバフロー水槽ではドライろ過を使う肩も多いと思いますが
ドライはいかに高い所から水を流してあげるかが勝負でよく上部のドライろ過とかありますが
殆どドライろ過としての効果はないです。
しかも水はゆっくりとポタポタ落ちるくらいが最高の状態になります。
上からじゃばじゃば水を流してもあまり効果ありませんので適正なポンプを選ぶことが大事ですね。
余談ですが私がディスカス飼育を始めた頃はまだ上部ろ過器にろ材として砂を入れてろ過
していました、勿論ろ材というのも出始めてはいたのですが先人の教えなどもあって
そういうろ過をしていたこともあります、今では考えられないですね。
これがまた普通にただの砂だから洗うのが大変で洗っても洗っても汚れがとれないという。。
今おもえばそれがバクテリアだったのでしょうけどねw
私が上部フィルターを使っていた時は1年に1回しか掃除もしません。
毎年春になると水槽からろ過器を外して外で水でじゃぶじゃぶと綺麗になるまで洗って
また新しくセットして使うみたいな感じのろ過器でした。
ちなみに勿論ウールマットは敷くのですがこのウールも1年に1回この時に交換するまで
一度も洗われることもありません。
1年後にはそれはそれは見事なヘドロだらけのとても洗う気にもならない状態です
1年間なんてあっという間に終わりますから、この汚れた状態の酸化はとても早いもの
なんですが全て水換えの量とスパンで調節してました。
したがって毎回同じことを続けるのではなく毎回その水の状態に合わせた水換えを行うのです。
めんどくさいことなんですがこれを続けていると水を見るだけでどの程度の状態なのかが
解るようになります。しかも10本とかの少数ではないので嫌が矢でも覚えるようになりました。
季節によっての水道局からの水の変化にも対応できるようになりました。
水槽局というワードが出ましたがこの水道局というのが非常にやっかいな仕組みで
水道水を作っていて同じ県でも市でも同じ水脈でも本管と場所によって違う水質を
流してくるという恐ろしい仕組みになっています。
なので水道水に関してだけは私はアドバイスしたりすることが出来ないのです。
たまに違う所の人に水道水のアドバイスとかする人いますけど
コレただの知ったかぶりですからww
なので私はいつも近所の熱帯魚屋さんとか同じユーザーから聞くといいですよという
返答をしています。しかし20年も色んな地域の方から相談をうけたり
話をしたりしていますのである程度の地域特性とかは把握していますので
細かいことは言えませんが触り程度は相談にのれるかとはおもいます。

さっきせっかく写真撮ったのでご覧あれ
2018-01-23 46Ls 004_R 2018-01-23 46Ls 006_R 
この画像は当店の水槽でスポンジろ過を使ってる水槽です。
ちょっと解りづらいですが餌が残ってますね。
水の状態が悪い証です、勿論水が悪いと生体の調子も悪くなります。
画像ないですけどちょっと肌荒れまでしてる状態です。
そして底面にこびりついたタンパク質からカビが出ています。
さらに悪いですねww
通常ろ過バクテリアが利いていると餌は1日で粉末みたいにバクテリアによって
溶けてしまいます、それが溶けずに残ってる時はバクテリアの働きが悪い状態です。
しかもカビが生えるということはほぼろ過していない状態ですので覚えておくといいです。
あとたまに水槽にプレコを放してコケやら餌の残りを食べさせてる方もいますが
よほど自信がある方でないと以外と上手くろ過してるかどうかが解らなかったりするもんです。
結構目安になるので自力で掃除するほうがよかったりしますよ。
あと水が悪い=アンモニアや亜硝酸が出てるという図式は取ってつけたような一般論ですので
実は違っていたりするもんですよ。
バクテリアの話はまた今度で。

2018-01-23 46Ls 007_R 2018-01-23 46Ls 013_R 
この個体は以前お客さんが持ち込んだ46Lsとストライプ系をクロスしたものです。

いかにもグリーンの血が入ったレッタコといった感じでしょうか。

個人的には好きなイレギュラーストライプになりそうです。

ぼちぼちと残せてるものは育てていますよ。


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